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ニューヨーク市の韓国料理店で注文した食事にネズミが入っていたとして、カップルが店に損害賠償を求める訴訟を起こした。

訴状によると、原告のジェイソン・リーさんとユーニス・ルシーロ・リーさんは、今月11日、自宅から、マンハッタンのコリアンタウンにある店Gammeeok(ガンミョク)にデリバリーを頼んだが、配達を受け取り食べ始めると、中にネズミが入っているのを発見した。ひどく気持ちが悪くなり、嘔吐し、医師の診察を受けた。

二人は、店側の悪意や怠慢、不注意により「深刻で恒久的な障害」を負ったと主張。訴訟費用と損害賠償を支払うよう求めている。金額は明示していない。

Gammeeokは、コリアンタウンでは老舗の一つで、訪れたことのある在住者の話しによると、数年前にオーナーが変わったという。

夫妻は現在インスタグラムで、ネズミの入った皿の動画や画像を公開している。

店側が反論
これに対して、店側は15日にインスタグラムに反論を投稿した。

二人からUber Eatsで注文を受けたとした上で、実物を見ておらず、夫婦の主張の真偽は確認ができないとした。

さらに二人は、Yelpの他の店のレビューに、同様の方法でテイクアウトした結果、ハエが出てきたと書き込んでいたと指摘。「ほとんどの人にとって一生に一度起きるかどうかのできごとだ」と、二人の主張に疑問を呈した。

二人からは複数回にわたって電話を受けたと説明。最初の電話で、マネージャーはUber Eatsの払い戻しの案内と100ドルのギフトカードを提供するとしたが、5,000ドルを要求された。その後、病院代を請求され、一旦社内で話し合うと伝えると、すぐに2万5,000ドルを要求された。あまりの高額な要求に、支払いに応じることはできないとし、法的措置を講じると伝えたという。

ネズミが混入する可能性については、「スープを移す際に、スタッフが目で確認しながらおたまを使って注ぐ」ため、ネズミが入れば見落とすわけがないと主張。監視カメラの映像を確認したが、問題は見当たらなかったとした。

さらに、訴状に記された、市衛生局による評価が最低グレードの「C」だった点にも言及。問題は温度の低い古い冷蔵庫に起因するもので、害虫やネズミに関するものではなかったと反論し、すでに修正済みだとした。ただし地元メディアによると、1月に調査をした市の記録では「ネズミや害虫が発生しやすい状況、禁止または出どころ不明な食品、ハエ5匹」が確認されていた。

当サイトでは現在、店側にコメントを求めている。

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