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立憲の泉代表(左)は小西氏を呼び捨てに…

 立憲民主党の泉健太代表(48)は31日に国会内で開いた会見で、衆院憲法審査会の議論を「サルがやることだ」と発言した同党の小西洋之参院議員について言及した。

 冒頭、泉氏は小西氏の発言に関して「〝サル〟という発言や〝蛮族〟という発言だとかは、まかりならんと考えています。わが党としても謝罪を申し上げたいと思います。(小西氏の)発言は党の見解と異なるものですし、他党やマスコミに不快な思いをさせたと思っています」と謝罪した。

 小西氏の発言をめぐっては立憲内からも「民主主義に対する冒とくだ」といった批判の声が上がっていた。

 泉氏は「小西については、私からも『節度を持つ、自制心を持たなければいけない』と厳しく注意して、今後行き過ぎた発言がないように求めました。参院憲法審の(野党)筆頭幹事を降りてもらうことが決定しました。これは事実上の〝更迭〟と見ていただいていい。われわれとしては看過できない」と糾弾。

 普段、同僚議員に対して発言するとき「〇〇議員」「〇〇さん」と敬語を使っている泉氏が、呼び捨てにするのは極めて異例。この日は小西氏を「小西」と呼び捨てする場面が何度かあった。

 小西氏は29日、ツイッターで、自身の発言を放送したフジテレビに対し「放送法違反でBPO(放送倫理・番組向上機構)等に告発することが出来ます」と投稿。30日には「私の発言報道により不快な思いをされてあ方々にお詫びを申し上げます」と〝お詫び〟投稿していたが、火に油を注いだ格好となっている。今回、小西氏の更迭処分は、ツイッターを含めた一連の言動をとらえたものなのか?

「一義的には、憲法審の会合の後に(サルがやることだと)発言したことに端を発して、これまでの彼の発言を見ると(そう)とらえていいと思います」(泉氏)

 立憲の規約に照らし合わせたうえで小西氏を処分するかどうかについては「基本的には(岡田克也)幹事長の部局で、考えてもらうことになると思います」と一任。

 今後、小西氏は参議院上の手続きを終わり次第、憲法審幹事を辞めることになる。

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