大手食品加工メーカーの日本ハムは、フランスの高級食材「フォアグラ」を鶏レバーで再現した代替食品「Gras Foie(グラフォア)」を発表した。ネットでは「カニカマのフォアグラ版」「大発明」などと注目が集まっている。

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世界三大珍味「フォアグラ」を鶏レバーで再現した商品「グラフォア」が登場

「グラフォア」は、鶏レバーに油などを加えて、フォアグラの濃厚な味わいと、なめらかなく舌触りを再現したという商品。一口食べると、芳醇な香りとコクのある濃厚な味わいが口の中に広がっていくという。また、焼くだけで調理も簡単なので、自宅で気軽に楽しめるようだ。価格は税込3,218円と、本物のフォアグラと比較して約3分の1程度に抑えられている。

同社によると、口溶けのなめらかさとフォアグラらしい食感のバランスを実現するのが特に難しく。1年以上、50回ほどの試食と改良を繰り返し、こだわりの新技術によって今回の新商品を実現したとのこと。

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価格は3分の1に抑えられ、自宅で簡単に調理できる。これは一度味わってみたものだ

「フォアグラ」は、アヒルやガチョウに大量の餌を強制的に食べさせ肝臓を肥大させてつくる世界三大珍味。近年、その生産方法から動物福祉の観点で論争が起こり、生産を禁止する国が増加しており、日本の輸入量も減少傾向にある。そこで同社は、鶏レバーが需要閑散期に食品として利用し切れていない現状に着目し、今回の商品開発につなげたそうだ。

本商品は、クラウドファンディングサイト・Makuakeにて、5月29日までテスト販売を実施している。6月ごろには、同社ECサイト「Meatful」での取り扱いを開始するとしている。

ネット上では「コレなかなか大発明だと思う」「どのくらい再現できてるんだろ????食べてみたい」「まぁ、カニカマのフォアグラ版として…」「なんちゃってネギトロみたいなやつ」などの声が寄せられた。

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