ロシアのプーチン大統領は5日、モスクワを訪問したベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談した。ウクライナを侵略するロシアの戦術核の配備場所について協議したとみられる。

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5日、モスクワで会談したプーチン露大統領(右)とベラルーシのルカシェンコ大統領=AP

 プーチン氏は会談で、「ともに多くの事を成し遂げている」と述べ、両国の緊密ぶりをアピールした。ルカシェンコ氏も「我々が崩壊することはない」と同調した。

 ルカシェンコ氏がベラルーシ国内へのロシアの戦術核配備の受け入れを表明したことについて、プーチン氏は「注視していた。最重要事項だ」と言及した。ベラルーシ西部の国境付近とされているロシアの戦術核の配備場所についても、具体的に意見を交わしたとみられる。

 6日には、両国が各分野の段階的な統合を目指す「連合国家」に関する会議が開かれる。プーチン氏は「国際社会における協力関係や、安全保障についても話し合われる」と述べた。

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