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サイゼリヤ警察の奮闘はもう見れない…

 イタメシ系ファミレスチェーン「サイゼリヤ」の店名間違えを正す活動をしてきたツイッターアカウント「サイゼリヤ警察」が26日未明、「今日でサイゼリヤ警察を辞めます。約3年5ヶ月もの間、さまざま沢山の方にお世話になりました。さようなら」と突然ツイート。同日昼前には「サイゼリヤ警察」がツイッターのトレンドワードとなり、一時は日本のトレンドランキング5位までいった。

 同アカウントではこれまで、サイゼリヤを「サイゼリア」と書き間違えたツイートを見付けては、次々と告知していた。プロフィルなどを見ると、アカウントの主はサイゼリヤをこよなく愛する女性のようだが、有名人にも容赦ない。

 最近だとさる16日、大食いで知られる声優・小松奈生子と、サッカー元日本代表MF・稲本潤一が〝摘発〟に遭っている。稲本は、人生初のサイゼリヤ体験動画の告知で「サイゼリア」と書いてしまった。ただサイゼリヤ警察は「稲本選手のマネージャーがミス投稿したようなので、稲本選手を摘発しましたがは間違いかもです。初サイゼご来店ありがとうございます」と訂正ツイート。

 活動を終える理由についてサイゼリヤ警察は「なんか、サイゼリヤの会長がサイゼリヤのことをサイゼリアって言おうが構わないって言ってることを知り、この活動の目的を失いました」と明かしている。かつてサイゼリヤの正垣泰彦会長がビジネス系トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)に出演した際、サブインタビュアー・小池栄子の問いに答える形で「ヤ」でも「ア」でも構わないと答えていることをフォロアーから指摘されたのが〝退職〟の決め手になったとみられる。

 スマホで「サイゼ」まで打つと、予測変換で「サイゼリヤ」も「サイゼリア」も出てきてしまうため、タップミスは致し方ない気もする。こうしたカタカナ表記など誤った認識はちまたに溢れており、ツイッターでは退職宣言したサイゼリヤ警察の〝転職先〟について大盛り上がり。

「グ」ではなく「ク」の「ビックカメラ」、実は「ヤ」が大きい「シヤチハタ」、正しくは「ユ」が大きい「キユーピー」、「イ」は小さくない「富士フイルム」、「ジ」ではなく「ヂ」の「ブリヂストン」などが候補に挙がっている。

 電機メーカー「シャープ」は、公式ツイッターでサイゼリヤ警察の退職声明に「転職はキヤノン警察をおすすめします」と返信。電卓や複合機市場でライバル関係にある、実は「ヤ」が小さくない「キヤノン」の誤認識を正すよう提案している。

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