5月に入ってから、石川県能登地方で震度6強や千葉県南部で震度5強、鹿児島県十島村で震度5弱など、日本列島周辺で強い揺れを伴う地震が相次いで発生していることについて、気象庁の大林正典長官は「震源の距離が離れていてメカニズムも異なるため、直接の関連性はない」との考えを示しました。

5月に入ってから5日に石川県能登地方の珠洲市で最大震度6強を観測したほか、11日には千葉県南部の木更津市で震度5強を、13日には鹿児島県十島村の中之島で震度5弱を観測するなど、日本列島周辺で強い揺れを伴う地震が相次いで発生しています。

これについて気象庁の大林正典長官は、きょうの定例記者会見で次のように述べました。

気象庁 大林正典 長官
「それぞれの地震の震源は距離的に離れており、またメカニズムも異なることから、これらの地震に直接の関連性はないと考えています」

大林長官はそのうえで、過去には1か月以内に震度5弱以上の地震が複数発生した例もあり、「日本国内では、いつ、どこで強い揺れを伴う地震が発生してもおかしくない」として、引き続き日頃から地震への備えを行うよう呼びかけました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/490218