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立憲の新人女性議員らが大集合し、シンポジウムを開催した

 立憲民主党は25日、永田町の党本部で4月23日に投開票された統一地方自治体選挙で初当選した新人女性議員たちによる初めてのシンポジウムを開いた。

 先の統一地方選で立憲は選挙前より合計で5議席増加。女性議員の数は60人増え、当選率が90・2%に達している。

 シンポジウムでは「今後も女性議員を増やし、活躍しやすくためにどうすればいいか」などをテーマにオンライン参加も含め、全国から66人の女性議員が参加した。

 新潟県議会議員の経験を持つ西村智奈美ジェンダー平等本部長は「私は24年前に県会議員に初当選した時、新潟県議会で半世紀ぶりの女性議員と言われて本当に心細かった。シンポジウムの場を作った趣旨は、みなさんで横のつながりを作ってもらいたいこと。それぞれの地域の議会で活動しているとなかなか情報が入って来ないし、悩みもあります。そんな時に同じ志を持った仲間が味方になると思います」と語った。

 今回の統一地方選で立憲は東京・杉並区で女性議員が躍進。NHK富山放送局で契約キャスターとして勤務した後、フリーアナウンサーとして活躍した安田マリ区議はトップ当選を果たしている。

 シンポジウムのコーディネーターを務め、全国で女性候補たちを応援した辻元清美氏は「地域、地域で先頭に立てる原動力です。私は今回当選された女性議員は新しくフレッシュ、しがらみもないです。そんな中でも杉並区は〝杉並革命〟と言われている。吉田はるみ氏が衆議院で当選した以降、区長も女性になり、そして(区議会が)男女同数になった」とあいさつし、安田氏たちが選挙戦を振り返った。

 泉健太代表は「党の代表になってから、党の執行役員の半分を『女性議員にしたい』としてやりました。統一地方選選挙では、応援の公認料や推薦料の上乗せした。みなさんは(女性が政治家を目指すための)先駆けになってくれた」と感謝を述べた。

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