https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/800w/img_ad8e7feafb6ab97c0511f60554a2784a198260.jpg
大石晃子氏(左)と音喜多駿氏

 NHK「日曜討論」が28日放送され、子ども政策をテーマに与野党の担当者が議論を交わし、日本維新の会の音喜多駿政調会長とれいわ新選組の大石晃子共同代表が恒例となったバトルを繰り広げた。

 音喜多氏は大阪市で所得制限なしの私立高校、公立大学の無償化にメドがついたことに「全国に速やかに拡充すべき」と胸を張った。

 これに大石氏は「維新の方が『大阪の改革で教育の無償化が進んだ』と、ウソはやめてほしい」とピシャリ。「大阪で行われていることは、公立高校をばんばん潰していくということ。だから逆のことをやっているので、ウソはやめてください」と音喜多氏を問い詰めた。

 これに音喜多氏は「大石さんの主張は何を根拠にされているかわからないが」としたうえで、学校側と協議してきたうえでの政策だとし、「できない理由を並べるのではなく、教育の無償化を実現していく」と反論した。

 一方で、この日は音喜多氏が大石氏を珍しく評価する場面もあった。大石氏が財源論で「決まっていないと言いながらもいつも決めているじゃないですか」と自民党を詰めたことに対し、音喜多氏は「大石さんに珍しく一つ共感したのが、『決まっていないと言いながら決まっている』というのはその通りで、防衛増税の時も国会閉じた後に発表された。少子化対策も来月、国会が閉じる。正面から議論させてもらいたい」と訴え、これには大石氏も苦笑していた。

「維新ぎらい」の著書がある大石氏は維新を目のかたきにしており、日曜討論の場では毎回、維新批判が恒例で、音喜多氏とは昨年もバトルとなっていた。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/264590