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立憲民主党の岡田克也幹事長

 立憲民主党は31日に国会内で開く、「性被害・児童虐待」国対ヒアリングで、中学1年生でジャニーズ事務所に入り「半年間に10回以上の性被害を受けた」と訴えている元ジャニーズJr.の二本樹顕利氏(39)からヒアリングを行う。

 立憲民主党の岡田克也幹事長(69)は30日の会見で「明日(31日)、ジャニーズの被害者の方の話を聞くことになっています。被害者の皆様が口をそろえて言う被害の実態が痛ましいです」と説明した。

 先週、立憲は児童虐待防止法改正案を国会に提出。来月に会期末が迫った今国会で、同法改正の成立を強く訴えている。

「(今国会中の同法改正成立は)難しい話ではないと思います。与党の方はあまり積極的ではない話も聞きますが、同じことを繰り返さないためにしたい。(法改正は)そんなに問題があるという話ではないはずなので、与野党が協力して今国会での法改正を実現させたい」(岡田氏)

 立憲は5月16日にジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトと俳優・ダンサーの橋田康からヒアリングを行っている。

 その際、参加した立憲議員からジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長に対し「国対ヒアリングに参加してもらい、ヒアリングを行いたい」と声が上がったことから、26日に藤島ジュリー景子社長に党会合への出席を要請。しかし、ジャニーズ事務所から「新たな対応をしているため、ご理解いただきたい」との回答があり、ヒアリングでの説明を断られていたという。

 岡田氏は「これだけ(ジャニー喜多川氏からの)性被害を訴えている方々がいらっしゃる。当事者がいなくなったからといって『(ジャニーズ事務所が)わからない』ということで済まない話だと思っております」と語った。

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