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民主党で幹事長を務めた輿石東元参院副議長

 民主党OBらが7日、国会内で、連合の支援を受ける立憲民主党と国民民主党が分かれた状態などを受け「連合組織内前議員有志の会」を発足させた。

 有志の会には民主党で幹事長を務めた輿石東元参院副議長や大畠章宏元経済産業相、川端達夫元衆院副議長や斎藤勤元官房副長官など13人が参加した。

 趣意書では「連合が支援してきた民主党の分裂により政治の流動化が進み、一強多弱の固定や働く者の支持政党が分散する状況が生み出されている」として「連合と現役議員の活動支援を行うために有志の会を発足させた」とした。

 また、永田町では岸田文雄首相が早期の衆院解散・総選挙に打って出るのではないかとの観測が広がっていることを受けて、次期衆院選に向けて立憲と国民民主による候補者一本化などの結束を呼び掛ける狙いもある。

 連合の芳野友子会長は「連合としても原点に立ち戻り、与野党が互いに政策で切磋琢磨する政治体制の確立のため、政治の流れを展開させる役割の責任を強く感じたところであります」とあいさつした。

 顧問に就任した輿石氏は「いまNHKの大河ドラマ『どうする家康』がやっています。どうする野党、どうする立憲、どうする国民民主、そんな心配が出ています」とした上で「政治には絶対、バランスと緊張感が必要だ。バランスと緊張感を欠いた時、独裁政治が始まる。権力は腐敗する」と述べ、立憲と国民民主による野党結集を強く訴えた。

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