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れいわ・山本太郎代表

 れいわ新選組の高井崇史幹事長が11日、NHK「日曜討論」に出演し、山本太郎代表のダイブ騒動について「暴力ではない」と主張し、改めて「戦わない野党」に決起を促した。

 終盤国会をテーマに与野党幹部が出演した討論で、高井氏はれいわの議員が立て続けに懲罰動議が出ていることに「なんで、れいわ新選組がやると懲罰なんですか」と自ら切り出した。

 櫛渕万里衆院議員は衆院本会議の檀上で「与党も野党も茶番」と紙を掲げたことで、登院停止10日間の懲罰が決定。山本太郎代表は参院法務委員会で入管難民法改正案採決時にダイブしたことで自民党の議員2人がケガをしたとして、懲罰動議が出されている。

 高井氏は「悪法を作った与党が悪いのは当たり前だが、戦わない野党も同罪。なぜ、かつてのように委員長室にピケ張ったり、委員長を閉じ込めたりしないんですか。自民党も立憲民主党のプラカードを掲げて世論に訴えたじゃないか。これから採決である財源確保法だって、またやったふりで通してしまえば、昭和の国会どころか、戦前の国会大政翼賛国会ですよ」と訴えた。

 これに立憲の岡田克也幹事長は「やっぱり暴力はいけない。絶対に許されないこと。本会議場においてのパフォーマンスはいただけない」とピシャリ。自民党の井上信治幹事長代理は「どんな主張、どんな思いがあるにせよ、ルールは守っていくというのは当然のこと」といなした。

 高井氏は〝暴力認定〟されたことに「あれは暴力ではありません。もみ合いの中で手が当たっただけです。ルールを守れというが、自民党さんだってプラカードを掲げたり、今までやってきたんです。国会のルールの範囲内」と主張した。

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