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沖縄県うるま市への地対艦ミサイル部隊配備などに反対する意見書の提出を求める請願について、賛成少数で不採択とした同県嘉手納町議会=19日、同町議会議場

 沖縄県嘉手納町議会(仲村渠兼栄議長)は19日の6月定例会最終本会議で、陸上自衛隊勝連分屯地(うるま市)への地対艦ミサイル部隊配備と、同沖縄訓練場(沖縄市)の補給拠点整備のための兵たん部隊配備にそれぞれ反対する意見書を提出するよう求める請願を審議。採決の結果、賛成少数(賛成2、反対12)で不採択とした。

 請願は、沖縄の基地負担軽減や自衛隊の基地機能強化に反対する第4次嘉手納基地爆音差し止め訴訟原告団と同原告団嘉手納支部、同原告団議員団会議の3者が連名で提出していた。

 委員会報告で総務財政常任委員会の金城利幸委員長は「委員から自衛隊が県民を守ろうとしているのに反対するのか、米軍嘉手納基地があるので攻撃される危険性から守る意味でも配備が必要との意見があった」と述べた。

 防衛省は2023年度をめどに、勝連分屯地に地対艦ミサイル部隊を配備する方針を固めている。周辺住民からは配備に反対する声が上がっている。

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