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日本維新の会の馬場伸幸代表は立憲民主党との政策共闘の終結を示唆した(撮影・大上悟)

日本維新の会の馬場伸幸代表は通常国会が閉幕した21日、会見で立憲民主党との政策共闘が今国会限りとなる可能性が高いことを表明した。立民と共同で計8本の議員立法を提出したが「協調が進化していく中で路線の違いが、かなり明確になった」と両党の方向性の差異を指摘した。

今後については「細かな政策の部分では今後も協調できる可能性はゼロとは言えない」と前置きしたが、「憲法、安全保障、エネルギーの問題で大きく違うということであれば、共に国会活動をしていくのは厳しい」と、立民との政策共闘の終結を示唆した。

立民では小沢一郎氏ら有力議員が次期衆院選へ向けて、野党候補の一本化を実現する有志の会を設立したことについて「野党一本化を求められても、わが党は応えることはできません」と選挙協力を改めて否定した。その上で「立憲共産党に帰りたい、という方々の集まりではないかな」と冷ややかに指摘した。

また苦境が伝えられる立民の泉健太代表に対しては「党内のガバナンスを効かせて、一致団結して衆院議員選挙に向かっていく。我々と正々堂々と、野党第1党の席をかけて戦っていく。一刻も早く体制作りを整えていただきたい」とエールを送った。

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