店頭に並ぶのは「バナナ」だけ…92年間続く佐藤商店３代目・佐藤さんはなぜバナナだけを扱うか [きつねうどん★]

**きつねうどん ★** · 2023/06/28(水) 17:12:05.09

バナナ好きの「聖地」…92年間、バナナ一筋！
おいしいバナナが売られていると、今やバナナ好きの間では「聖地」と言われる千葉県館山市のバナナ問屋・佐藤商店。「３時ごろ来てください」と言われたので、訪れると、店頭にはもうかなりの空きスペース。この時間になると、ほとんど売れてしまうのだという。問屋としてスーパーなどに卸しているものも含めると、１日に売れるバナナは3000本！

https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2023/06/1eddfc95ecd2dfba3620e98ca3eeb4b2.jpg
３代目を継いだ佐藤隆史さん。佐藤さんがいちばん好きなのはエクアドル産のバナナ。「おいしいと言われることが励みです」（PHOTO：各務あゆみ）

扱っているバナナは台湾、フィリピン、エクアドルの３種だ。

いったいなぜバナナだけ扱っているのだろうか。

「宮城県から横浜に働きに出てきた祖父の勝男がバナナを食べ、そのおいしさに驚いて、バナナ専門店を開いたのが始まりです」

そう言うのは、三代目を継いだ佐藤隆史さん。創業はなんと1931年（昭和６年）。今でこそ、日本でいちばん食べられている果物だが、当時は目にすることも滅多にない高級品だ。

バナナのおいしさに感動した勝男さんは、バナナを輸入していた会社や取り扱い店など伝手をたどって、輸入ルート、熟成方法などを学び、千葉・館山で開業した。

「バナナは青い状態で日本に入ってきます。それを黄色く色づくまで熟成させて販売します。

急激に温度を上げると早く色づきますが、中は硬かったり、芯が残ったり。そんな状態のバナナを販売するのが許せなかったんでしょうね。保管庫を作り、そこで青いままのバナナを仕入れて、自分で熟成させることにしたんです」

勝男さん、おいしいバナナを求めて、エクアドルまで行ったのだとか。80年以上前のことだ。

https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2023/06/586c5dab09b0c7b4b8435d3f3bdb1c6d.jpg
JR館山駅から徒歩約10分。創業当時から、この地に店を構える佐藤商店

６基の保管庫で１週間かけて熟成
お店の奥には６基の保管庫があり、ここで熟成させる。中に入らせてもらうと、ひんやり涼しい。空調で湿度や温度を管理しているのだという。

「温度を少しでも上げ過ぎると、半日で色が変わってしまう。日に何度もチェックして、0.5℃刻みで温度調整しています」

１基の保管庫に保管されているバナナは約6000本。これらを１週間ほどかけてゆっくり熟成させると、香り豊かなおいしいバナナになるのだという。

**きつねうどん ★** · 2023/06/28(水) 17:12:12.23

それにしても、勝男さんの時代は空調などなかったはず。どうやって熟成させていたのだろう。

「氷を入れて、氷室のような状態にして、それで調整していたようです」

なんと手間がかかることを！　それほどまでに“おいしいバナナ”にこだわっていたのだ。

ゆっくり熟成させるから、４～５日経っても、おいしさ変わらず
皮がパンと張って、丸々としたバナナ。見た目だけでもおいしそうだ。ひと房2000円のバナナもあると聞き、恐る恐る値札を見ると、おお、４本300円のエクアドル産もあるではないか。

「種類によって値段は多少異なりますが、同じ種類だったら、値段の違いは重さです。小さい房は安いけれど、味は変わりません」

店頭には、次の日食べごろになるものを出すという。そんなに違うものなのか。

買ったエクアドル産のバナナを帰り道、こっそり１本食べてみた。ちょっと青臭い……。次の日食べてみると、確かに甘くなっている！　ねっとりした甘さを想像していたが、むしろさっぱりとフルーティーな甘さ。おいしい……。プロが言うことには間違いがなかった。

４～５日経つと皮が薄くなってくるが、中が茶色に変色したりはしていない。これが時間をかけて熟成させた結果なのか。

「スーパーなどで売られているものより、少し割高になりますが、それでも納得していただくためには手間をかけるしかない。『おいしかった』と言ってもらえると励みになります」

最近は、佐藤商店のバナナを使ったバナナジュースやバナナパフェを提供するお店も増えているという。

「ときどき『ここではパフェは食べられないの』と聞かれるんですが、餅は餅屋。そういうものは、その道のプロに任せて、うちはバナナ１本で勝負します」

館山の近く、富津でバナナ栽培を始めた農家もあり、現在は不定期ながら、富津産のバナナも店頭に並ぶ。

「バナナで地元を応援できたらと思います」

創業当時に使われていた前掛け。４ケタの電話番号が当時をしのばせる
取材・文：中川いづみ

https://friday.kodansha.co.jp/article/318425

Ψ · 2023/06/28(水) 17:13:09.36

奥さん奥さん、ボクの股間のバナナも食べ頃ですよ！

Ψ · 2023/06/28(水) 17:19:16.50

>>3
「餅は餅屋。そういうのはその道のプロに任せて」

Ψ · 2023/06/28(水) 17:23:08.16

バナナンバナナンバーナーナン♪

Ψ · 2023/06/28(水) 18:40:03.09

店頭販売じゃなくて、有閑マダムへ宅配やったほうが絶対売れるはず

Ψ · 2023/06/28(水) 19:33:08.51

国道のそばでやってる2畳の果物屋
50年以上　もってるな

Ψ · 2023/06/28(水) 21:03:24.51

親戚にバナナ問屋おるわ

Ψ · 2023/06/29(木) 02:36:50.64

いま品薄らしいが