TBS「サンデーモーニング」では9日、安倍晋三元首相が銃撃死した昨年7月8日から一周忌を迎えたことを番組冒頭と「風をよむ」で特集した。

 弁護士の三輪記子氏は、安倍氏の第2次政権が始まった2012年10月から今日までを総括して、「政権批判が個人に対する悪口みたいに、誹謗中傷のようにとらえられてきた10年なんじゃないかな。去年、民主主義の危機というのを銃撃事件で感じたんですが、実は民主主義の危機はもっと前から存在していたんじゃないかなと思う」と話した。

 続けて「最近の入管法改正にしても、いくら反対しても、声をあげても届かない。無力感を感じる。これを議論しても無駄じゃないかなと思わされてしまうという閉塞感があるなと思う」と強権的とも言われた安倍政権の問題点を指摘した。

 さらに「パワー持った人こそ耳を傾けなきゃいけない。それこそが聞く力なんじゃないか。そこが期待されていたんじゃないかと思うんですけど、ずっと裏切られてきたと思う」とも語った。

https://www.daily.co.jp/gossip/2023/07/09/0016565013.shtml