メルカリを長く続けていると、「出品物がなくなってきた……」と感じることがあるかもしれません。でもそれは「一般的な出品物」の話ではないでしょうか。メルカリでは、ごみだと思って捨ててしまうようなものでも取り引きされていることがあるので、視野を広げると「意外な出品物」に気付ける可能性もあります。

メルカリでは、意外なものが売れることがある
 この記事では、一般的には捨ててしまうけれど、メルカリで売れる可能性がある意外なものを紹介します。家の中を見渡すと、新しい出品物が見つかるかもしれません。

家の中には34万円の「かくれ資産」がある?!
 家にある不用品にどれくらいの価値があるのか。メルカリではこれを「かくれ資産」と呼んでいます。1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているもの(不要品)の数量と、「メルカリ」の平均取引価格によって金額に換算できます。

 2021年にメルカリが発表した「かくれ資産」は、国民1人当たり平均34万5000円でした。日本全体の総額は、なんと44兆円ほどです。

メルカリ「日本のかくれ資産」
 これからメルカリを始めようと思っている人にとっては、うれしい数字ではないでしょうか。ただ、すでにメルカリを使っている人はそもそも不用品の数が少ないのでは? と思うかもしれません。でも9年近くメルカリを使って出品している筆者でも、不用品は出てきています。ものを買う生活をしている以上、不用品は出てきますし、見方を変えるだけでも不用品は増えます。今回紹介するような「ごみだと思うようなもの」でも立派な出品物になる可能性があるので、どんな人でも出品を諦める必要はありません。

売ったら意外とお金になるもの1:割れた食器
 メルカリでは、「ジャンク品」と呼ばれる壊れたものも取り引きされています。壊れたものというと、ガジェットや家電などをイメージするかもしれませんが、実は“割れた食器”も売れることがあるのです。以前筆者は、取っ手が折れてしまった耐熱皿を売ったことがあります。

割れた食器が売れることも
 なぜ一部が割れている、あるいは真っ二つに割れているような食器でも売れるのでしょうか。理由の1つは、割れた範囲が狭い場合、使用する分には支障がないことが挙げられます。また、食器として使わない可能性もあります。例えばデザイン性が良く、インテリアの1つとして使うなら、多少の割れも気にならないのかもしれません。

 2つ目の理由としては、金継ぎの練習のためです。金継ぎは、割れや欠けがある陶磁器を漆(うるし)で接着して、金などの金属粉で装飾する修復方法です。職人さんが行うだけではなく、趣味として金継ぎをする人もいるようで、その材料として買う場合もあるようです。

売ったら意外とお金になるもの2:ランドセル
 子供が小学校を卒業したら、それまで使っていたランドセルは不要になります。ランドセルをリメイクしてバッグや財布にする取り組みもあるようですが、実はメルカリでも取り引きされています。

 なぜ季節外れに中古のランドセルが売れるのかというと、ランドセルが壊れてしまうことがあるからです。筆者の息子もそうだったのですが、肩にかける部分が切れそうになってしまい、ランドセルを買い替えるか悩んだほど。どうにか修復はできたのですが、完全に切れてしまったら買い替えた方がよいかもしれませんね。