大阪 タワマン強盗傷害 商談相手の住人逮捕 逃げた男を捜査

https://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20230719/2000075850.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

18日、大阪市のタワーマンションで商談中の男性が突然入ってきた覆面の男に催涙スプレーのようなものを吹きかけられ、
多額の現金を奪われた事件で、警察は商談相手だったマンションの住人を強盗傷害の疑いで逮捕しました。
警察は引き続き、逃げた覆面の男の行方を捜査しています。

18日午後2時半ごろ、大阪・浪速区難波中のタワーマンションの29階にあるラウンジと呼ばれる共用部で、
暗号資産に関する商談をしていた61歳の自営業の男性に対し、突然入ってきた覆面の男が
「金をだせ」と言って催涙スプレーのようなものを吹きかけ、顔と頭を殴りました。
警察によりますと、覆面の男は現金を奪って逃げ、男性は現金およそ7000万円を奪われたと話しているということです。
捜査関係者によりますと、その後の捜査で、男性の商談相手だったマンションの住人が
事件に関わった疑いがあることがわかり、強盗傷害の疑いで逮捕しました。
逮捕された住人は、事件直前に覆面の男と一緒にいたとみられ、マンションに招き入れた疑いがあるということです。
警察は、強盗傷害事件として、引き続き、逃げた覆面の男の行方を捜査しています。

【現場のマンションに住む人は】
現場のタワーマンションに2年ほど前から住んでいるという70代の女性は
「29階のラウンジは子どもの誕生日会などでよく使われていると思います。
このマンションには、会社の上層部や自営業の人、外国人など、さまざまな人が住んでいます。
住み始めてからこのような事件は初めてで、住人が逮捕されたのはショックです。
外部者はなかなか敷地内に入れないので、おそらく住人が関わっているのではないかと思っていました」と話していました。

【住人“マンションの防犯対策は厳重”】
現場のタワーマンションに住んでいる人によりますと、このマンションでは厳重な防犯対策が整っていました。
建物に入るときは、入り口とエレベーターホールに入るときのあわせて2回、専用の鍵を使ってロックを解除する必要があります。
宅配業者が訪ねてきた際も、同じく入り口とエレベーターホールで2回、
訪問先の住人がモニター画面で確認したうえで、鍵を開けることになっています。
さらに、正面玄関には日中、コンシェルジュと呼ばれるスタッフが常駐しています。
外部の人が単独で出入りすることは難しいということです。
現場となった29階のラウンジは、住人がパーティーなどで使うことができ、利用する場合は、
▼部屋番号と、▼名前、▼日時をコンシェルジュに伝えて予約するということです。
NHKの取材に応じた住人は「警備が厳重なので外部の人だけでは簡単に侵入できず、安心の住環境と感じていました。
中に住んでいる人が関係してしまうと防ぎようがないので、怖いなと思っています」と話していました。

07/19 13:05