2023年7月27日、韓国・TV朝鮮は「サムスン電子の4~6月期の営業利益が急減した」と伝えた。

記事によると、サムスン電子が同日発表した今年4~6月期の連結決算速報値で、売上高は60兆10億ウォン(約6兆5286億円)、営業利益は6700億ウォンだった。

全社の売上高は、DS部門が回復したにもかかわらずスマートフォンの出荷減少などにより前四半期比6%減となった。

半導体の赤字幅は縮小したものの、スマートフォンの新製品効果が減少しモバイル経験(MX)事業部の利益が減少した。

半導体を担当するデバイスソリューション(DS)部門の赤字は4兆3600億ウォンだという。

金融危機により08年10~12月期と09年1~3月期に連続して半導体部門で赤字を記録して以降、14年ぶりに再び2四半期連続での半導体赤字を記録した。

今年1~3月期と比較すると営業利益はやや増加。1~3月期の営業利益は前年同期比95.5%減の6402億ウォンで、09年1~3月期(5900億ウォン)後の最低を記録していた。

営業利益はスマートフォン出荷減少による否定的な影響がみられたが、DS部門の赤字幅縮小とディスプレイ・TV・生活家電の収益性が改善されたことで前四半期比小幅増加の6700億ウォンを記録したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「現政権になってから韓国経済の悪化が止まらない」「コロナが一段落したことで他の国は経済が回復しているのに、なぜ韓国経済だけずっと沈んだままなのか」「韓国は半導体の半分を中国に売っていた。それなのに尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が中国を敵に回したから半導体が滅びた」「無能な外交のせいで半導体市場は崩壊」「自称『大韓民国1号営業社員』の尹大統領を解雇しよう」などの声が上がっている。

一方で「大丈夫。サムスンは再起できる」「サムスンの底力を信じている」と前向きな声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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