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【KOREA WAVE】韓国で米の消費量が減少する中、「固くならない餅」が急成長している。業者の「餅はなぜ固まるのか」という好奇心から生まれた新製品だ。

全羅北道(チョルラプクト)の「アリウル餅工房」も「固くならない餅」を作る業者。SNS上では「固くならない餅といえばアリウル餅工房」でヒットするほど有名だ。

年間生産量は150万トンに達し、昨年だけでも売り上げ150億ウォン(1ウォン=約0.1円)を記録した。従業員は65人だったが、注文量が激増したため25人増やした。2018年に事業を始めてわずか4年しかたっていないが、異例の成長ぶりだ。

昨年末からホームプラスと協力して「固くならない餅6種」も販売。350グラムの小容量パッケージング商品で、ホームプラスは発売3週間で売り上げ2億ウォン、5カ月間で10億ウォンを記録した。

アリウル餅工房は、蒸熟時間を増やして餅を完全に煮るのが特徴だ。蒸熟した餅に小麦粉を少量(0.4%)加えてパンチングすれば弾力を生かすことができる。こうして完成した餅を氷点下40度以下に急速冷凍し「固くならない餅」が完成する。

アリウル餅工房のファン・ヨンイル生産部長は「固まらないようにできる秘けつは完熟・パンチング・急冷の3つの段階にある」と説明した。ユン・ジュンシク副代表は「若い顧客を狙った新製品の開発やオフライン店舗を開くなど事業を広げたい」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News

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