言葉は毎日少しずつ変化する“生き物“のようなもの。流行っていると思って口にした一言が、実はもう死語になっていた…… なんてことも少なくありません。そこで今回は、18~29歳男女を対象に「知らずに使ってしまいがちな死語」を徹底リサーチ! 若者たちが使っている「正しい言い換え」をまとめてみました。

もう通じない! 知らずに使いがちな死語ランキング&言い換え8選

死語①超(チョウ)
「すごく」や「とても」「非常に」など、ものの程度を表現するときに使っていた「超」。ふとした瞬間に「超ウケる」「超センスいい」など口にしていませんか?

若い世代は「超」ではなく、「めっちゃウケる」「めっちゃセンスいい」と表現することが多いそうですよ。なかには形容詞に「み」を付けた信用法「やばみ」「うれしみ」と感情を表現することも。ふとした瞬間に出てしまう時代遅れな言葉には十分ご注意を……!

死語②ウケる
「評判である」や「面白い」「笑える」という意味で使う「ウケる」は、 江戸時代から使われてきた粋な言葉。でも、ここ数年は他の言葉にシフトしつつあります。

たとえば、「草」「w」「ワロタ」「バズる」など。草から派生した「おハーブですわ」なんて言葉も使用されるとか! 「昨日買ったばかりの商品が、今日からセールで安くなっていた。めっちゃ草」と表現するそうですよ。

死語③ナウい
「現代的なようす」「流行にのっている」などを意味する俗語。 英語の「NOW(ナウ)」を形容詞化した「ナウい」は、「ナウっちい」などの用例のほか、「いまい」「ニューい」などの派生語もあったそうです。

ちなみに言い換えようとして「イマドキ」を使うのもNG。実はこれも死語の仲間入りをしています。素直に「ダサくない」「イケてる」と表現するのがベストかもしれませんね。

死語④インスタ映え
「Instagram(インスタグラム)」で「映える」ものを意味する「インスタ映え」は、2017年流行語大賞に選ばれた話題のワード。みなさんも一度は口にしたことがあるのでは?

インスタグラムが流行り出した頃に主流だった「写真」「動画」「ストーリー」の投稿が少しずつリールやライブ配信にシフトしビジネス要素が強くなったことから、ユーザーたちが映えを求めなくなりました。いつまでも映えを狙っていると、おじさん・おばさん扱いされてしまうのでご注意を!

死語⑤衣紋掛け(えもんかけ)
「脱いだ洋服は衣紋掛け(えもんかけ)にかけておいて!」と言われも、何を言っているのかよくわからない……! 若者のほとんどは「衣紋掛け」という言葉を耳にしたことがないので、頭の中が「?」でいっぱいになってしまいます。

現代は「ハンガー」の表現が一般的です。このほか「ズボン」や「チョッキ」「オーバー(上着)」「とっくりのセーター」などは「老人語」と呼ばれるほど時代遅れに……。上手に「パンツ」「ジレ」「コート」と言い換えてみて!

死語⑥チャリンコ
「チャリンコ」と言われたとき、すぐに「自転車」を連想しますか? ひとむかし前までは「今日はチャリで行くね」なんて会話が飛び交っていましたが、今は「自転車」が主流。「チャリンコって何?」と意味が通じない方もいるようです。

ちなみに、地方によっては「チャリンコ」ではなく「けった」 「けったマシーン」と呼んでいたこともあるそう。日常生活の中で使うアイテムも、呼び方が違うと混乱を招いてしまいそうですね。