ニュースメディア「ウートピ」編集長の鈴木円香氏が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求問題について言及した。


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 番組では、自動車保険の保険金不正請求以外にも相次いでさまざまな疑惑が浮上していると指摘。具体例としては、本来は選ぶことができるはずのローンの支払い回数が120回(金利9・9%)しか選べなかったというもので、これについてビッグモーターは「具体的な情報を把握した事案については確認を進め今後適切に対応してまいります」と回答したという。そのほかにも、女性の新入社員が工場長のセクハラを告発したところ、この工場長から「歩き方が悪いから直せ」と理不尽な言いがかりをつけられ、従わずにいると、さらに「命令に従わなければ別の店舗に異動しろ」と言われて結局、自主退社した例や、ノルマを達成しない社員に対し、輪ゴムと養生テープで目隠しして受話器を顔に固定し、電話をかけさせ続けるパワハラもあったと伝えた。

 また、会社の経営計画書に、社内恋愛は2回までで3回目は転職勧告となるということや、結婚式に上司を呼ぶ際は、交通費を全額負担することとと書かれており、これに対し、ビッグモーターは「社内恋愛や結婚式に関する記載が経営計画書にあることは事実。今後、見直しを検討する」と回答したという。

 この経営計画書について、鈴木氏は「驚きますね。今、時代の流れとしては、どの企業も人的資本経営ということで人が資本、特に若い人とか女性が働きやすいようにと物凄く気を遣っているのが主流。時代に逆行する流れというのが、こうして現実に起きていたというのは本当に驚きますね」とあ然としていた。

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