滝を眺めながら流しそうめんが食べられると夏の観光スポットにもなっている石川県津幡町の施設で、訪れた客が腹痛などを訴える食中毒が発生し、3日間の営業停止処分を受けました。

 3日間の営業停止処分を受けたのは石川県津幡町牛首にある大滝観光の流しそうめんです。

 県によりますと、8月16日、富山県に住む人から「8月11日の昼頃にこの場所で食事をしたところ翌日に下痢をした。家族にも同じ症状が出ている」と県に連絡がありました。

 その後、同じくこの施設で食事をした人から食中毒の症状を訴える連絡が複数あり、合わせて5グループ、24人に腹痛や下痢、発熱などの症状が出たということです。

 食中毒を訴えた人は今月11日と12日にこの施設でそうめん、イワナの塩焼き、ウインナー、かき氷を食べていて、24人に共通するのはこの施設で食事をしたことだけだったことから、石川中央保健福祉センターはこの施設に対して17日から3日間の営業停止処分としました。

 県によると、この施設では8月11日と12日で合わせておよそ3400食分の食事が提供されていて、今回の報告には含まれていませんが、この24人以外にも16日までにこの施設で食事をした2グループから同じく食中毒症状を訴える連絡があったということです。

 この施設は津幡町にある木窪大滝を見ながら流しそうめんが食べられると人気の観光スポットとなっていて、今年は7月23日から営業を開始していました。

 県内では今年4月から17日までに8件の食中毒が発生しています。

https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00263031