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元ジャニーズjr.の石丸志門氏と蓮舫氏

 ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと告発した元ジャニーズjr.の石丸志門氏が21日、国会内で立憲民主党「蓮舫議員とジャニーズ被害者の方々の懇談」に出席した。

 今回の懇談は石丸氏が8月7日に同党の「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した際、芸能界から政界に進出した蓮舫氏に「会って(ジャニーズ問題に関し)話をしたい」と語り、実現したものだ。

 石丸氏は懇談の前、「8月末にジャニーズ事務所の再発防止チームが、ジャニーズ事務所に提言をする。その提言に基づいてジャニーズ事務所が記者会見を9月中に行うと予想されています。私たちは、これに『どういう話をするのか』と深く注視しています。この問題は難しいですが、国が人権蹂躙を見逃さないという態度をとってくれると、われわれは望ましい結果になると思っています」と語った。

 蓮舫氏については「ほぼ同じ時期、芸能界にいた身として当時の芸能界の話をざっくばらんに話をしたい」とした上で、自身がジャニー氏から受けた性被害には「女性の方に話をすのは心苦しいですがぜひ、聞いていただきたい。(ジャニー氏の性被害は)疑惑と報じられていますが、事実の話ですので、お伝えしたい」と訴えた。

 一方、蓮舫氏は石丸氏らが、ジャニー氏から受けた性被害の告発を聞いて「国連の作業部会が、数百人被害者がいると知って想像を絶する。1人ひとりに人生があるわけですから…今日は率直な意見交換がしたい」と応じた。

 石丸氏と蓮舫氏の懇談は約20分。終了後、取材に応じた両氏はそれぞれこうコメントした。

「(蓮舫氏らに)真摯に話を聞いてもらった。秋の臨時国会で、この(ジャニー氏の)問題を取り上げてもらえないかとお願いした」(石丸氏)

 蓮舫氏は「芸能界に身を置いていたこともあった。特にジャニーズさんの形態というのは、合宿形式であったり、大量のジュニアであったり、ほかの(芸能)事務所とじゃっかん違う手法でしたよね。そういう裏で〝闇〟があったのは話を聞いててつらかった。華やかに見える世界だけに、見えていないところで、たくさんの人が夢を終わらせて実家に帰っていく姿を私も見てました。その上で、心理的トラウマで悩まれいる。政治で、できることがあれば何かしなくてはいけないと思いました」と語った。

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