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小渕優子氏(ロイター)

 元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が14日、「モーニングショー」に出演。第2次岸田再改造内閣の世襲議員率の高さを批判した。

 岸田文雄首相は13日に内閣改造を行い、11人が初入閣し、女性閣僚も過去最多タイの5人を起用した。低い内閣支持率を打開しようと必死だが、一方で世襲議員率の高さを指摘したのが玉川氏だ。

 玉川氏は「内閣のメンバーは日本のベスト・オブ・ブライテストであってほしいが、本当にそうなのか。その問題のひとつが世襲議員が多いということ。今回20人のなかで世襲議員は8人、40%。今、スポーツではJAPANがいろんなところでがんばってますけど、メンバーの40%を世襲で戦うってなったら海外に勝てると思えない」と、ズバリ指摘。

 さらに〝ドリル優子〟と揶揄される小渕恵三元首相の娘で地盤を継いだ小渕優子氏を例に挙げて、「世襲は家業みたいなものじゃないですか! 小渕優子さん、今週の文春とか読んでも、もう稼業ですよ政治が! そういう人たちの集まりで、これから日本が突破していかなければいけないことを突破していけるのか非常に不安に思います」と、日本の政治が世襲議員だらけになっていることを問題視した。

 これに政治評論家の田崎史郎氏は「世襲議員のこと、確かにその通りなんです。ただ、入閣できなかった方のなかに、身体検査に引っかかった方がいるんです。その方は世襲議員じゃない」とポロリ。その上で「世襲議員じゃない方は無理しないと生きていけない世界なんですよね。そういう問題もあります」と、日本の政治の構造的〝欠陥〟を指摘した。

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