文在寅時代の「不祥事」が続々と…!
韓国でここのところ文在寅政権以来の「不祥事」が次々と暴かれ始めている。

いま問題視されているのは、軍歌作曲家の「鄭律成(チョン・ユルソン)公園」建設が左派議員、左派団体の“私腹の温床”になっているのではないかという騒動だ。

2014年からは「鄭律成童謡競演大会」として全国の初等学校(小学校)から参加者を募り、鄭律成の作品など歌ってもらうプログラムも実施されていたことが判明。韓国の左派活動ではよくある子供に便乗した活動がここでも発覚し、さらに騒動を大きくしている形だ。

そうした中で、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が8月28日与党『国民の力』の国会議員研鑽会に参加し、「反国家勢力」と名指しした上、「表から見ると華麗に見えるのに、ひとつひとつ開けてみればすべての会計が粉飾されている」と発言をした。

明らかに文在寅政権を前提にした発言であり、「大統領選挙の時に力を合わせて国政運営権を持ってこられなかったならば、この国がどうなっていたかと気が遠くなる思いだ」とまで踏み込んだのだ。

「文在寅狩り」が始まった
実際、尹大統領は「文在寅狩り」さながらに、文政権時代の不祥事を次々に明るみに出しているの。

今回の尹大統領の発言を見ると、これまでのどの発言より興味深い。

「日本と戦った者」たちなどに便乗して英雄視する左派の傾向に歯止めをかけ、国民の歴史的英雄の価値観すら変えようとしていることがわかるからだ。

尹大統領は「共産思想、北従思想」だった文政権の愚行さを訴えて来た。

そして歴代大統領、政権の中、これまで左派の都合で作られて来た英雄列伝が、じつは利権の温床になっていることを証明しようと動き出した。ましてや、子供まで利用する左派思想者は論外である。

実際、尹政権は英雄(列士、活動家)たちの功績記録認定も再調査し、虚偽(共産思想、従北思想)と分かれば、即刻取り消すことまで発表している。

隠されてきた「疑惑」
朝鮮独立運動家とその子孫・遺族によって構成されている代表的団体に「光復会」がある。8月15日の光復節(独立記念日)には大統領演説同様に「光復会」会長の演説も注目を浴び、文在寅政権下での演説では「反日正義」を強烈に叫んでいた。

その「光復会」金元雄(キム・ウォンウン)元会長の父親、金根洙(キム・グンス)氏の独立運動功績記録さえも、虚偽可能性を指摘されたことがある。そして金元雄氏も光復会経営のカフェの売り上げを私的流用していた疑惑で捜査され、退陣に追いやられた。

左派のこういった「財布事件」はもうお家芸の一つの様で誰も驚かない。韓国では左派思想の集大成といえる文在寅政権が倒れたことで、いままで隠されてきた疑惑が次々と明るみに出て、国民が目の当たりにするようになってきているわけだ。

尹大統領の有言実行な行動によって、国民の価値観は変化を始めている。そんな価値観、歴史観の変化が始まれば、日本と韓国との付き合いも本当の意味で改善し、さらなる発展に繋がる可能性が広がってくるだろう。もちろん、まだまだ安心はできないのだが……。

https://gendai.media/articles/-/115670