グンマーの夢は、東海道新幹線の代替路線こと北陸新幹線で高崎〜京都を直結させ、
京のJKたちに、もっと群馬の大学の魅力を知ってもらい進学させる事だった。
しかしその夢は完全に破れ去った…

かくいう私もグンマー産のおっさんだ。高校の時、修学旅行に行ったおり、
京都からも修学旅行が来ていると我々良からぬ集団に情報が入った。
長崎の長い階段道を下る途中で立ち止まり、威勢の良いべえべえ言葉で、
きっと関西のヤツらと喧嘩になるであろう、なったらどう戦うかを激論していた。
その時、後ろから「あの人ら、なんか恐いわぁ〜」「先生どこやろぉ〜」と、
聴こえてきたのは、はじめて接する京都弁の美人JKの会話であった。

魂を抜かれた。恐らく全員勃起していた。会話も出来ずフリーズした。
振り返った時には、彼女らは上に駆け足で去っていくところであった。
「行くんべえ、なあ、おっかけんべえや」
「俺、チ●コでっかくなってとべねえ(【とぶ】とは【走る】の群馬弁)」
「もう喧嘩の話なんかよすんべえ、仲良くするんさァ、なっ」

かくして、長崎の街は流血騒ぎから回避されたのであった…