2023年9月28日、韓国・朝鮮Bizによると、韓国南東部・大邱市で15日、電気自動車(EV)タクシーが時速188キロで走行し、信号待ちの車に激突する事故が発生した。「意図しない急加速」により事故が起きた可能性が指摘される中、事故当時の緊迫した状況を映したドライブレコーダーの映像がネット上に公開された。

映像は、客を乗せて時速50キロほどで走っていたEVタクシーが、突然飛び出してきた車と衝突する場面から始まる。衝突後、タクシーは急加速し、36秒後には時速188キロに達した。

タクシーが加速し始めると、運転手は「大変だ、大変だ」と叫び、「ブレーキを踏んでください」「エンジンを切ってみてください」と提案する乗客に「駄目だ。ブレーキも効かない、電源も切れない」「何だこれは」などと答えている。

タクシーは約1分の間に2.5キロを暴走し、信号待ちの車に激突。その衝撃でひっくり返ったまま250メートルほど飛ばされた。この事故により7人が骨折など大けがを負ったという。

今年に入り、韓国ではEVが急加速する事故が相次いで発生している。韓国警察は、事故当時の車の速度やアクセルペダルの変位量、ブレーキペダルの操作有無などについて詳しく調べる方針だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「EVには絶対に乗らないと決めている」「後ろの車がEVタクシーだと不安になる」「この事故もまた『運転技術未熟者』で済まされてしまうのだろうか」「こんなにも急加速事故が相次いでいるのだから、製造メーカーはそろそろ車の欠陥であることを認めてほしい」「加速し始めてから激突するまでかなり時間があり、運転手はあの手この手を使って車を止めようとしている。これは意図しない急加速事故に決まっている。証人までいるのだから今回は認めざるを得ないだろう」「車の欠陥でないことを製造メーカーが証明するように、早く法律を変えてほしい。なぜ個人が欠陥を証明しなければならないのか理解できない」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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