【KOREA WAVE】長引く高金利や物価高などの影響で、韓国の20~30代の借金問題の悪化が指摘されている。銀行の延滞率が上昇し、政策金融商品に20~30代が集まる傾向にある。

金融監督院の国内銀行信用貸出現況資料によると、6月末時点での延滞率は20代1.4%、30代0.6%で、ともに前年同期比2倍増えた。

20代では、信用貸出を受けた人が同期間61万474人から69万1948人に13.3%増えた。貸出残高の割合(4.6%)は小さいが、多くの人がお金を借りていることになる。

急にお金が必要な20~30代に人気の高いインターネット銀行のへそくり融資の状況はさらに深刻だ。

非常金貸出の上限は50万~300万ウォンと小さく、信用保証を担保に職業や所得がなくても非対面で手軽に貸りられる代わりに、利子は最高15.00%と高い。

インターネット銀行3社の資料によると、先月末の非常金貸出の延滞額は▽カカオバンク175億ウォン(1ウォン=約0.11円)▽Kバンク13億ウォン▽トスバンク12億ウォンに達した。

延滞額のうち20~30代の割合は▽カカオバンク71%(123億ウォン)▽Kバンク60%(7億8200万ウォン)▽トスバンク71%(8億5500万ウォン)――となっている。

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