10月31日、柿沢未途・法務副大臣が辞表を提出した。江東区長選で、不正とされる有料広告を提案したため。

【夫婦ツーショット】夫人と仲睦まじく目を合わせる柿沢未途氏
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 4月におこなわれた東京・江東区長選では、柿沢氏が支援した木村弥生氏が当選したが、選挙期間中に投票を呼び掛ける有料の広告をYouTubeに掲載したことが、公職選挙法違反にあたる疑いがもたれている。木村区長は東京地検特捜部の捜査を受け、10月26日に辞職を表明している。

 そのインターネット広告掲載を持ち掛けたのが、柿沢氏だったのだ。

「特捜部の事情聴取で柿沢氏の名前が出たようです。朝日新聞の取材に対し、柿沢氏は自ら勧めたことを認めていますが、『何がアウトかという知識がなかった』と、違法という認識はなかったと弁解しています。

 柿沢氏は東京大学法学部卒で元NHK記者。そんな経歴を持つ法務副大臣が『何がアウトかわからない』とは開いた口が塞がりません」(週刊誌記者)

 SNSでは

《法務副大臣に法律の知識がないってどーゆーことだ》

《法務副大臣がごく簡単な法律も理解してないお笑い》

 など呆れる声が多数あるが、なかにはこんな意見も

《酒気帯び運転して事故って証拠隠滅の為に雪食べるような人間なだけあって、遵法精神に欠けるようだ》

《過去に酒気帯び運転もやっているし、遵法精神のない人をなぜ法務副大臣にしちゃったんだろうね。柿沢さんって政党を渡り歩く主義信条のない人というイメージしかないし》

「柿沢氏は東京都議だった2008年2月、首都高速道路で酒気帯び運転による事故を起こしています。その際、飲酒していたことをごまかすため、雪を食べたとされています。都議はその後に辞職しています。

 また柿沢氏は、所属政党がころころ変わることでも知られています。都議時代は民主党。事故翌年の2009年にはみんなの党に入党。同年の総選挙にみんなの党公認で出馬し、初当選しています。その後は結いの党、維新の党、民進党へと移ります。民進党では当時代表だった蓮舫氏の側近として活動しています。その後も希望の党へと移り離党、無所属で活動していましたが、2021年の首相指名選挙で岸田文雄氏に投票し、同年の総選挙で5選を果たすと、自民党から追加公認を受けました」(同前)

 不祥事があり、これだけ政党を変えながらも選挙で強いのは、外務大臣まで務めた父、弘治氏の影響もさることながら、地元の江東区という「地盤」に強い後援会が存在するからだという。

「ただ、萩生田光一氏が会長をつとめる自民党東京都連の柿沢氏への反発は強い。次の衆院小選挙区の東京15区(江東区)の公認候補もなかなか決まりませんでしたが、7月の公募を経てようやく柿沢氏に決まりました。

 そういう経緯があるだけに、今回の区長選の公職選挙法違反容疑も、最初から柿沢氏がターゲットだったのでは、と勘繰る声もあるのです」(同前)

 9月の内閣改造から1カ月余りで、政務三役の辞任は、山田太郎文科政務官に次いで2人め。支持率急落中の岸田政権にとっても打撃は大きい。


10/31(火) 16:41配信 SmartFLASH
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