自民党の麻生太郎副総裁(83)が上川陽子外相(70)を「おばさん」と表現した発言に絡み、この問題を国会で追及した立憲民主党の田島麻衣子参院議員(47)による過去のSNS投稿がネット上で議論を呼んでいる。

 麻生副総裁は1月28日に福岡県内の講演で、上川外相を「そんなに美しい方とは言わない」「おばさん」とやゆ。2日の参院代表質問で田島議員は「なぜ抗議しないのか」と追及したが、上川外相は麻生発言を問題視しなかった。しかし2日夜、麻生副総裁が発言撤回のコメントを出した。

 田島議員は2日、自身のX(旧ツイッター)に「この同調圧力の強い日本で、年齢や容姿を揶揄されて辛い女性・男性にも、同様の対応を、暗に強いることになる。残念です」「もともと、最初から撤回すべきでした。国会質疑があってはじめて撤回、とは遅いですが」などと、麻生副総裁と上川外相の態度に不快感を示していた。

 一方でX上では、田島議員が2020年10月に「私たちは、菅おじさん内閣に絶望しています。高齢男性が閣僚に選ばれる仕組みを変えなければ、社会はバランスを欠いたものになってしまう」と投稿していたのが見つかり、炎上気味に。田島議員の姿勢に対して「『他者は許さない、自分はOK』という恐るべき二重基準」「男性差別」「菅おじさんありなら、『田島のオバサン』もいいってことよね?」「素晴らしいブーメラン投げの選手」などの批判が続々と上がる事態となっている。

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