増毛町で春を告げるニシン漁 「群来」も確認 豊漁に期待

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20240215/7000064886.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

日本海側の増毛町で、春を告げる魚、ニシンの漁が行われ、港が活気づいています。

ニシンは「春告魚」とも言われ、増毛町では1月15日に解禁された漁が2月に入り本格化しています。
町では連日、20隻の漁船が漁を行っていて、15日朝も夜明け前に出港した船が港に戻ると、
漁業者たちが銀色に輝くニシンを次々と水揚げしていました。
水揚げされたニシンはすぐに近くの作業場に運ばれ、オスとメスに仕分けられていました。

地元の漁協によりますと、増毛町では2023年、およそ175トンのニシンが水揚げされたということです。
ことしは1月15日から2月14日の間に60トン近くの水揚げがあり、2月11日には
ニシンの群れが産卵したあとに海が真っ白に濁る「群来(くき)」が2023年より2か月以上早く
確認されていて、漁業者たちは豊漁を期待しています。
漁業者の林一了さんは「ここ数年、海にニシンが戻ってきてとてもうれしいです。
関係機関と協力して稚魚を放流してきた成果が出ていると思います。
春のおいしい味覚、ニシンをぜひ味わってほしいです」と話していました。
増毛町のニシン漁は4月中旬ごろまで続きます。
02/15 20:12