岸田文雄首相は4日の参院予算委員会で、令和6年度予算成立後の4月の衆院解散について「全く考えていない」と述べた。「国民にとって大切な予算の年度内成立が何よりも重要だ。今考えていることはそれに尽きる」と語った。

立憲民主党の辻元清美氏の質問に答えた。4月28日には衆院3補欠選挙が予定されており、派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けて自民の苦戦も予想されている。

辻元氏は「補選に負けたら、自民党総裁選の再選が危うくなる。だから4月にイチかバチかの裏金解散をちょっと考えてるのではないか」と尋ねた。

https://www.sankei.com/article/20240304-PL3OFASNLJKORBKP5NTOBICUHA/