長野刑務所で男性凍死受け収容者の居室を21度以上に

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20240327/1010030277.html
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須坂市にある長野刑務所で去年10月、収容中の60代の男性が低体温症で凍死したと見られる問題を受けて、
長野刑務所が今月19日から収容者の居室の温度を21度以上に保つ運用を始めたことが法務省などへの取材で分かりました。

長野刑務所では、去年10月30日、1人部屋に収容されていた60代の男性が死亡し、
警察などが遺体を詳しく調べたところ、低体温症により凍死した疑いが出ています。
男性が死亡した2日後には刑務所側に司法解剖の結果が伝えられていたということで、
警察などは当時の管理体制などについて調べを進めています。
こうした中、長野刑務所が今月19日から暖房などを用いて、収容者の居室の温度を
21度から22度に保つ運用を始めたことが新たに分かりました。
この問題をめぐっては、今月18日に立憲民主党の国会議員7人が長野刑務所の視察を行い、
当時の状況などについて説明を求めたほか、県弁護士会も速やかな原因究明などを求める申し入れ書を送っています。
法務省は、長野刑務所の新たな運用について、「報道や国会で凍死の疑いがあると
取り上げられている状況を踏まえ試行している」とコメントしています。
一方、全国の刑務所については「各施設で適切な室温を保つよう運用しているが、具体的な温度は把握していない」としています。
また、長野刑務所は「捜査を受けているため答えることはない」などとしています。

03/27 17:10