0001きつねうどん ★
2024/04/16(火) 18:37:43.13ID:B5VUiwD7川を渡るシカの群れの様子が伊那市で撮影されました。
「決死の川渡り」、その理由を専門家に聞きました。
伊那市の三峰川(みぶがわ)をシカの群れが渡っていく様子。
伊那市の「メーテル」さんからSBCのスクープ投稿に、映像が寄せられました。
4月10日に、愛犬との散歩の際に撮影したということです。
伊那市では、この動画が撮影された前日の9日正午までの24時間に、90ミリの雨が降りました。
三峰川も増水していて、川を渡るシカもやっと頭が出ている状態です。
溺れる可能性もあり、決死の川渡りのようにも見えますが、この行動には一体どのような理由があるのか。
動物の生態に詳しい信州大学農学部の泉山茂之(いずみやま・しげゆき)特任教授に聞きました。
信州大学農学部 泉山茂之特任教授:
「(普段から)河川敷の中に暮らしていて、シカは昼間やぶの中に隠れているのが普通なんだけど、このように開けたところだと犬がいることもあってびっくりして、ここから危険を感じて濁流を泳いで渡って対岸に逃げて行った。流されながらもちゃんと泳いでいるんですよ」
記者:
「頭一個しか出てないですけど…」
泉山特任教授:
「泳ぎはみんな上手ですよ」
「二ホンジカのこういう映像は珍しいと思いますよ。本当に生きていくのが大変なんですよね」
泉山特任教授は、15年以上にわたってシカをはじめとした野生動物の行動範囲などを研究しています。
シカが川を渡る例は珍しくなく、なかには黒部ダムを泳いで渡るシカもいたということです。
信州大学農学部 泉山茂之特任教授:
「シカはより安全なところへ逃げていっているんですよね。野生動物にとって一番の外敵は人間だから、人間がいないところへ逃げていっている。外敵から逃げるために泳ぐ。安全なところで子育てをするためにダムを渡るということをする」
外敵から逃げ、身を隠す意味があった川渡り。
生き抜くための必死な姿といえそうです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbc/1115909