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2024/04/23(火) 11:39:32.79ID:+PBqBEuP人と動物の関係の歴史を示す土器や骨などの出土品=2024年4月20日、兵庫県播磨町、大久保直樹撮影
兵庫県播磨町の県立考古博物館で20日、春季特別展「動物と考古学―愛(め)でる、使う、食べる―」が始まった。縄文時代から続く人と動物の関係の歴史について、出土した動物の骨やネコの足跡が残る土器など、多彩な出土品を通して紹介している。
「愛でる」と「使う」、「食べる」の三つのテーマで構成し、県内外の出土品など約440点を展示。能満上小(のうまんかみこ)貝塚(千葉県市原市)で出土した縄文時代のイノシシ形土製品は、とがった背中などの特徴が写実的に表現されている。また、見野6号墳(姫路市)の飛鳥時代の須恵器にはネコの足跡が残る。乾燥させている間に踏まれたとみられ、ネコが身近な存在だったことが分かる。
また、奈良時代の貴族の長屋王の邸宅跡(奈良市)で出土した木簡には、イヌに米飯を支給したことが記され、愛玩動物としての一面もあったという。このほか、新方(しんぽう)遺跡(神戸市)で出土した弥生時代の鹿の角を加工した指輪など、貴重な出土品が並んでいる。
同館学芸課の新田宏子さんは「多様だった人と動物の関係から、当時の暮らしを想像して楽しんでほしい」と話す。6月30日まで。月曜休館(祝休日の場合は翌平日)。大人500円、大学生400円、高校生以下無料。問い合わせは同館。(大久保直樹)
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