0001きつねうどん ★
2024/04/28(日) 07:45:28.71ID:Q5cM0A6sネモフィラの花が咲く丘 ※イメージ写真(aines/stock.adobe.com)
青いじゅうたんと呼ばれるネモフィラ畑が全国的に人気です。国内の名所は20カ所以上にのぼり、4月から5月にかけさまざまなイベントが開催されます。そんな中、ネット上にこんな声がありました。「ネモフィラとオオイヌノフグリって似てる」
オオイヌノフグリは道端などでよく見る小さな青い花。たしかに一見すると花の色や形が似ており、特に拡大写真を並べるとそっくりです。しかし、和名「瑠璃唐草(るりからくさ)」が同じという共通点はあるものの、2つは全く別の植物。植物園の係員に見分けるコツを聞きました。
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オオイヌノフグリ ※イメージ写真(sakura/stock.adobe.com)
わかりやすい見分け方があった!
ネモフィラ(学名Nemophila)は、ムラサキ科ネモフィラ属の越年草で原産地は北アメリカ。花のサイズは約2~3cm(長居植物園「植物図鑑」より)。日本には1877年に渡来したと言われています。
一方、オオイヌノフグリ(学名Veronica persica)は、 オオバコ科(ゴマノハグサ科から移動)の二年草。花のサイズは1cm弱。国立環境研究所「侵入生物データベース」によると、ヨーロッパに自然分布する植物ですが、日本では1887年に東京で確認され、大正時代初期に全国へ拡大しました。
SNS上で2つの植物名を検索すると、「ネモフィラを初めて見た時、大きいオオイヌノフグリだと思った」「同じ花だと思ってました」「似てるよね?」「違いがわからない」などの声が数多く投稿されています。
約2万5000株のネモフィラを育てる「大阪市立長居植物園」。植栽管理を担当する係員も「似てるねという声は聞いたことがあります」。観察時のポイントを尋ねると、2つの注目点を教えてくれました。
一番わかりやすいのは花びらの数の違いです。「花びらはネモフィラが5枚。オオイヌノフグリは4枚です」(長居植物園係員)
また、おしべの数にも違いがあり、「ネモフィラのおしべは5本、オオイヌノフグリのおしべは2本です」。
学術的にはほかにも細かな違いはありますが、植物観察の第一歩として、この2点に注目してみてはいかがでしょうか。
同園では5月6日までネモフィラフェアを開催中。9:30~17:00(入園は16:30まで)。大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23。
つづき
https://maidonanews.jp/article/15240284