都会のたぬきは人間がいるとき、うんちを我慢しているかもしれない 東京農工大
https://news.yahoo.co.jp/articles/22ab98ab1360c5dba5d5eee9c0a407ff6db32296

都会のたぬきは、人間がいる場所や時間帯では排せつを
我慢しているかもしれない──東京農工大学は1月9日、こんな可能性を
示唆する調査結果を発表した。同大によれば「都市において、野生動物の匂いによる
個体間コミュニケーションがどのように維持されているのか理解する上で重要な一歩」という。

たぬきは一般的に、複数匹が同じ場所(共同トイレ)で排せつする習性を持つ。
また食事の際には、周囲からの見通しが悪い場所を選んだり、夜間に行動したりと
人間を避けるような振る舞いを見せる。今回の調査では、人間の活動が
たぬきの排せつ時間に与える影響を、共同トイレへの訪問パターンを調べることで検証した。

検証は国際基督教大学キャンパス、東京都立農業高等学校神代農場、
東京農工大学府中キャンパスの3カ所で実施した。計8カ所の共同トイレを、
2018年〜19年の2年間にわたって観察。共同トイレへの訪問を計3259回記録した。

結果、訪問の9割以上が夜間に集中していることが分かった。ピークは場所によって異なり、
国際基督教大学キャンパスでは日没直後、他の2つでは日没直後か夜明け直前、もしくは夜明け前だった。

この違いは、森林の規模が原因と研究チームは考察している。
国際基督教大学キャンパスには大規模な森林があり、たぬきの活動が調査地内だけで完結する。
このため日々の活動が始まる日没直後に、多くのたぬきが共同トイレに訪問した可能性がある。
一方、他2つのキャンパスは面積が狭く、森林も限られるため、夜間の移動経路として
利用されていると考えられる。このため日没直後に大きなピークが見られなかったとしている。