世界へ届け羽生結弦の思い ロックナンバーの情熱的な舞いに会場総立ち/フィギュア
2021/12/28 05:00

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フィギュアスケートの全日本選手権上位選手らによるアイスショー「ニチレイプレゼンツ オールジャパン メダリスト・オン・アイス2021」(産経新聞社など主催)が27日、さいたまスーパーアリーナで開催され、羽生が1年を締めくくった。

昨季ショートプログラム(SP)で使用したロックナンバー「レット・ミー・エンターテイン・ユー」の激しいビートに乗り、情熱的に舞った。金のラインが入った白を基調とした衣装に袖を通して、ダイナミックに躍動。黒のパンツで派手に足を振り上げ、鮮やかなスケーティングも披露。満員の会場は総立ちになった。宇野昌磨(24)=トヨタ自動車、坂本花織(21)=シスメックス=らとともに、大喝采を浴びた。

新型コロナウイルスが猛威を振るった昨年。世界中が苦しむ中、「明るい曲の方がいい」と選んだ曲だった。演技後は、「こういう世の中だからこそ、楽しんでほしいというメッセージがある」とファンに呼びかけた。北京の銀盤で、再び希望の光となる。(阿部慎)