アイスダンス村元哉中・高橋大輔組が五輪落選のウラで…スケート連盟「木下サマサマ」の実状
12/28(火) 10:45配信 日刊ゲンダイDIGITAL

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a5dd2393e33d3d49d6cdb296fdd8cc0886ed056

 公平な選考だった、はずだ。

 フィギュアスケートアイスダンスで北京五輪代表に選ばれたのは小松原美里(29)・尊(30)組(倉敷FSC)。村元哉中(28)・高橋大輔(35)組(関大KFSC)は落選した。

 この2組は選考基準で4項目中2つずつを分ける互角の戦いを見せた。項目で五分となった場合、最終的には「総合的に判断」と曖昧な表現で含みを持たせている。今回、小松原組が選ばれると、周囲ではこんな声すら出たという。

「木下グループの一極集中を避けようとしたのではないか」

「木下グループ」といえば今、フィギュア界で飛ぶ鳥を落とす勢いの企業。本社の業務は住宅事業や介護業など幅広い。
スポーツでいえば、卓球やスケートボードでのスポンサー事業が目覚ましく、フィギュアもここ数年で急激に勢力を拡大してきた。フィギュアのリンク内に張られた広告が「木下グループ」の文字で埋め尽くされていることも珍しくない。

 フィギュアは所属人数こそ少ないが、宮原知子や米国代表のビンセント・ジョウらトップ選手ばかりで“高打率”を叩き出している。
しかも昨年、「木下アカデミー」というフィギュア選手養成所を設立。こちらも少数精鋭での育成だが、GMに紀平梨花の指導者である浜田美栄コーチを起用している。

「浜田コーチは紀平選手の所属していた関大KFSCの人間だが、木下グループとは蜜月関係。ジョウ選手の契約を斡旋したともいわれている。
浜田組と木下グループの一大勢力は北京代表でも席巻。シングルの河辺愛菜、ペアの三浦璃来・木原龍一組は木下所属。アイスダンスの村元・高橋組が関大KFSCの所属で“系列”のため、所属の偏りに配慮したのでは、という噂も立ったほど。そんなやっかみが出るほど、スケート連盟は木下サマサマなのです」

 とはスケート関係者だ。