ジュニアグランプリシリーズで優勝するなど将来を嘱望されていたダリア・パネンコワは1日の食事がサラダのみである時期もあったことを明かしている。

「『1kg痩せるように』と言われたら、どんな手段でも、痩せなければなりません」

パネンコワはエテリのもとを離れ、17歳で引退することになった。
さかのぼれば、ソチ五輪で活躍したユリヤ・リプニツカヤも摂食障害に苦しむなどして19歳で引退している。

厳しい指導のありかたとともに、「選手をどこまで健全に育てる意思があるのか」という疑念も抱かせてきた。
エテリコーチが、クラブを「工場」、選手を「原材料」と表現したことがあるという点も、それに拍車をかける。