北京五輪支えた語学堪能なエリート集団、記者が見たボランティア学生たちの素顔 「ゼロコロナ」方針で2カ月間缶詰も
4/6(水) 11:02配信
47NEWS
https://news.yahoo.co.jp/articles/99328763415834c9adcc9c840435c8c92655ed72

>  北京外国語大3年の劉源さん(22)。15歳の時に日本外務省の国際交流プログラムの一環で日本に1カ月間滞在し、異文化に関心を持った。大学では日本語を専攻しており、動画を撮影・編集するサークル活動に励む。将来はスポーツ記者などメディア関係の仕事をしたいという。

>  各国の取材記者が拠点とするメインメディアセンターで日本語での相談窓口を担当していた。記者会見の受け付けや、同時通訳を聞くイヤホンの配布も大事な業務だ。北京五輪が始まる前の1月から活動し、外部と接触しない「バブル」内での生活は2カ月を超えた。それでも「毎日新しい人と出会いがあり、刺激的だ。相談を受け、相手の緊張をほぐせた時はうれしい」。マスク姿でも爽やかな笑顔が伝わった。

>  五輪では、注目を集めたフィギュアスケート男子羽生結弦選手の2月14日の記者会見にも居合わせたという。「その会見の内容を中国語に翻訳するという課題が、学校で出たのです」。劉さんもバブル内からオンラインを活用しながら、勉学に励んでいた。さらに、授業で取り上げられるような現場を経験できたことを素直に喜んでいた。

>  ボランティアの選考は数十倍の競争率の狭き門だとされる。劉さんは「中国は学歴社会。就職活動でプラスになるかも」と語り「日本の大学にも留学してみたい」と夢を膨らませていた。