それはお前があらぬ期待をしてるだけだろ


もち婆@omoti_syougu
漫画描きた~いというふんわりした気持ちでここ数日情報の浅瀬をバチャバチャ走り回っていたが
「第三者からの感想で面白くなかった、つまらなかったは感性の違いだからまだいい」
「″よくわからなかった″こそ最も注意しなければならない重篤なミス」
という解説が各所にあってイヒ…になった

まんが描けるようになりたくて「面白さの正体」とはなにかの解説片手に好きな作品観察してたら隙間なくそれらの要素が練り込まれててすげ~ってなってた ひたすら

秀逸な作品を手本に隙の無さに恐怖するのもいいのだろうけど「好きではあるがどこか惜しい感覚、絶妙にパッとしない作品」を解説片手に読んだほうが面白さとはなにか がわかりやすい…気がする

ページ数に対して内容が薄かったり…
どんなにキャラクターが物理的に動いていようが、話そのものが進展してないかぎり退屈な作品だなーになりやすいのかもしれない

話の進展…というより感情が動くが正しい
作中の感情ではなく、読み手の感情を誘導させ「こうなって欲しい」という願いを引き出す
そしてその願望を叶えることで読者はカタルシス(=報酬)が得られる

予想を裏切れ・期待を裏切るなって具体的にはこれを指しているんだろうな

この理屈でヒロアカを解剖すると序盤の傑作的な完成度の高さ・美しさに対し
巻数が進めば進むほど本当に酷くなっていくのを理解できてしまってこれは…(SAN値減少)

この理屈をガチガチに固めた読み切りのmonsters、理解するほど完成度の高さが恐ろしくてしゃあない 尾田せんせいバケモンすぎる…

そしてヒロアカは
読者をこっちの感情になってくださいね~と誘導しておきながら結末を描かない、報酬(カタルシス)を与えず放置する
と挙動がおかしいんですよね、ひたっっすら…

読者が物語にむけた期待に応えるためには、そもそも期待を沸き起こらせる必要がある
しかし今のヒロアカは予想を裏切り期待を裏切る、どころか期待を沸かせる誘導すらままならなくなっている…