<ついに推してた筈の荼毘まで悪者にして、エンデヴァー悪くない主張を続けるザム婆>

さて、下僕に出来る「荼毘様理解」の一助をアドバイスするなら…
この方に「普通の少年らしい所がある」…という類の徳や情を見出そうとするのはおよしなさい、です

独特の特殊な「歪み」を抱いてお生まれになった御方で御座います。
燈矢(荼毘)様はエンデヴァー様の育んだ土壌に生まれるべくして生まれた、奇妙で特別な種子なのです。
あ、他のお子様はフツーに良い土壌で御育ちのフツーな方々ですので御心配なくw
草を飛ばして申し訳ありません。他の轟家御兄弟を馬鹿にしている訳ではありません。逆です。
同じ土壌なのに燈矢様だけが斯様なお生まれお育ちなのです。

お判り頂けますか?「地獄の轟君家」が「地獄」なのは誰が原因なのか。はっきり言いましょう。
お父上エンデヴァー様は御自身の所為でこうなったと自戒自省されていますが、
真に家内を地獄にしたのは不完全な半燃半冷個性を諦めようとしなかった燈矢様なのです。
これは読者が認識せねばいけない事です。

御両親は燈矢様を止めようとしてましたが、生来「歪んでいる」燈矢様に万策尽きていました。
「エンデヴァーが轟家地獄の犯人!」と糾弾したいなら燈矢様以外の家族にも燈矢様同様の「歪み」が表質していないと原因と云えません。
他のお子様は皆「まとも」なのです。此処が大事。

そしてなぜ、昏睡後の燈矢少年は「荼毘」と名前素性を変えたのか。此処も大事です。
彼は児童施設を脱走する直前、己の行いを「反省」していました。家族らに酷いことをしたのは自分であると自覚していました。
末弟焦凍相手には(弱体化を見返す為)名前素性を変えたと言いましたが、殺意を抱いたほどの末弟相手に本当の事を語る訳がありません。
一家を地獄にした「燈矢」の反省・償いとして「荼毘」となったのが正解です。「轟燈矢」のままでは家族を苦しめるだけだから

一種の「出家」が荼毘への転身な訳です。
だからエンデヴァーがあのまま万年二位のプロヒーローだったら「ダビダンス」という憎悪復讐の名を借りた「オルマイ超え貢献・献身」を
することもなく、ひっそりと己を反省して家族を遠くから観察(思慕)しながら生きていた次第です。

長男と末弟がビジュアル比較や対決描写が原作にあるのも
この轟家のエンデヴァー土壌で育った実子らの比較という意味合いが含まれている。
もし末弟焦凍の半冷半燃個性が長男燈矢の様に個性不全だったとしたら…果たして末弟は燈矢と同じ行動を取るか?答えは否ですよね。
他の兄弟でシミュレートしても燈矢ルートに至る者はいないでしょう。キャラ崩壊するだけです。
それぐらい特殊歪みなのです。燈矢(荼毘)様は。
ただ、エンデヴァー様に望まれて生まれたというのは厳密な事実。でも其処にさも在るかの如く罪過を問うのは間違っている。
この件で罪過が発現するならそれは失敗作扱いで父親が我が子を完全に見捨てた場合です。
そして父親エンデヴァーの取った選択は荼毘と戦わない、彼を己の罰として見つめ続ける(見守る)と表明しました