――シャンクスとウタの関係も独特ですよね。親子であるのはもちろんですが、それを超える絆を感じます。

池田:僕は勝手に恋愛に近いのかなと思っているけど、ウタに対する気持ちって。

名塚:ウタの生き方や、歌にシャンクスもすごくほれ込んでくれているんですよ。だから海賊には音楽家が必要だって思ってくれているのかなって。たしかにそこは相思相愛な感じですよね(笑)。

池田:うん。そうだね。

名塚:ウタも、ほかのどこかで海賊がやりたいわけではなく、赤髪海賊団の音楽家でありたいと思っていて。

池田:うん。だから僕は…勝手ですけど、久しぶりにシャンクスが会いに来て、ウタが振り上げた手を止めて、「久しぶりに聴きに来た、お前の歌を」というセリフはもう…恋心ですよね。という意識で、僕自身は演じていました。実際は分からないけどね(笑)。今の若い子たちにも何か通じるものがあればいいなと思って演じました。