五条が随分うつくしい刀を打ったらしいぞ;;是非お前の嫁にと言っている;;
……うん;;それはそれは;;
三条宗近の言葉にいつも通り是か否かわからない調子で答える爺;;
五条国永が初めて鶴を連れて三条邸にやって来た日;;
おおこれが鶴丸か;;聞きしに勝るうつくしい刀ではないか;;お前もそう思うだろう?;;三日月;;
鶴の本体を持ち三条が振り向いた時にはもう雛鶴のいとけない手をひいて爺は歩き出していたよ;;
庭を案内してやろう;;鶴や;;
ありがとうございます!三日月様!;;
三日月でいいぞ;;鶴や;;俺とお前の間に遠慮は無用だ;;
いいのか?三日月;;

のらりくらりが信条の刀の本気の時の機敏さに三条と五条は呆気にとられその後声を上げて笑い出したよ;;