宇野昌磨フリップ、羽生結弦ループ 初成功から44年全6種コンプリート/4回転ジャンプ成功者 9/15(木) 13:03配信 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/94a58a4ec5425afd8d7276f6e0e8764a0e19fa6b

<フィギュアスケート:USインターナショナル>◇14日(日本時間15日)◇米レークプラシッド◇男子フリー

 4月の世界ジュニア選手権で優勝した米国の17歳イリア・マリニンが、前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ=4A)に世界で初めて成功した。

 フリー冒頭で挑戦。緩やかな助走から前向きに鋭く踏み切ると、しっかりと右足で着氷した。演技後は笑顔で、得点を待つ間にガッツ月ポーズ。公式記録のジャッジスコアには、基礎点12・50の明記に続いて、ジャンプの成功を意味する「GOE(出来栄え点)プラス」の1・00点が加点された。

 1978年の4回転ジャンプ初成功から44年で全6種がコンプリートされた。各4回転ジャンプの初成功年と選手は以下の通り。

 <4回転トーループ>

 1978年=バーン・テイラー(カナダ)

 <4回転サルコー>

 1998年=ティモシー・ゲーブル(米国)

 <4回転ルッツ>

 2011年=ブランドン・ムロズ(米国)

 <4回転フリップ>

 2016年=宇野昌磨

 <4回転ループ>

 2016年=羽生結弦

 <4回転半>

 2022年=イリア・マリニン(米国)

 これで5回転ジャンプ時代に突入していくのか。5回転は、まだ基礎点すら設定されていない未知の領域となっている。【木下淳】