ネットでの誹謗中傷投稿者を一発開示、改正法10月施行…被害経験者「手続き早まれば踏み出せる」

95

コメント95件



9/28(水) 15:31配信



 インターネットに悪質な投稿をした人の身元の開示手続きを簡略化する「改正プロバイダー責任制限法」が10月1日に施行される。これまでは特定するまでに時間がかかり、迅速化が課題となっていた。かつて誹謗(ひぼう)中傷を受けた人からは、被害の救済や抑止効果を期待する声が上がる。

「ネット上であっても、ひどい悪口を言えば責任が問われるという意識が広がってほしい」。タレントでアパレル会社社長を務める川崎希さん(35)は、改正法の施行を前にこう願う。

 川崎さんは2009年、アイドルグループ「AKB48」を卒業した後、会社を設立。結婚し、子どもにも恵まれ、ブログやSNSで日々の生活を発信していた。だが、注目の高まりとともに、ネットの掲示板で悪質な投稿を目にするようになった。

 <川崎希が万引きをしていた><カフェの食器を持ち帰っていた>。身に覚えのない虚偽の情報を書き込まれた。