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ちなみに出演アイスショーの話をふられても
インタビュアーから高橋の名前を具体的に出されても高橋スルーの友野くん


―今季はとても多くのアイスショーに出演してきましたし、今後もショー出演の予定がたくさんあります。友野選手にとって、アイスショーはどのような場になっているのでしょうか。

「僕は今、競技者ですけど、ショーに出ている間は『自分も “ 見せるプロ ”のひとりだ』という気持ちでやっています。
競技の枠をはずれて、改めてフィギュアスケーターとしての技術や価値が見えるのがアイスショーだと思っているので。
いろいろな選手を見て『あ、この人はショーだとこういう演技するんだ!』という発見がありますし、
プロの方々のスケートの素晴らしさはエンターテインメントの面ですごく参考になって、ショーは自分の表現の幅を広げる学びの場です。
ショーによっては海外のライバル選手達と一緒に練習できることがあるので、競技に生かせるメリットもあって、
いろいろな意味ですごくいい機会だなと思っています」(友野選手)


―2023年1月に出演した、高橋大輔さんプロデュースのショー「アイス エクスプロージョン」の経験はいかがでしたか?

「『アイス エクスプロージョン』は、表現する技術の高さと “ 見せる”ことへの情熱を備え持ったスケーターたちが集まっていたショーでした。
あの世界観に入れていただけたことが光栄で、自分も、友野一希としてではなく、アイスエクスプロージョンのチームの一員として出ている気持ちにさせられました。
競技から離れて、フィギュアスケーターとして見られたとき、何が大事かというのを改めて考えましたし、実際、少しわかった気がして、気づきの多いショーだったと思います。
マッシモ・スカリさんの振り付けは、動きは複雑すぎなくてシンプルなのですが、どこか洗練されていて、群舞になるとみんなで滑ったときに迫力が出るんです。
マッシモさんの色は出ているけれど、スケーターを染めてしまいすぎず、ちゃんと成長させてくれるようになっていて、すごい振付師さんだなって思います」(友野選手)