A氏が被害に遭ったのは、1990年代後半。当時、六本木にあった“合宿所”と呼ばれるジャニー氏の自宅マンションだった。記憶ではメゾネットの部屋の2階部分にはベッドが並んでいる部屋が2部屋あったと話す。仕事で遅くなって帰れなくなると、合宿所に泊まったという。A氏が語る。

「当時僕は13歳、中学1年生でしたが、口でされました。ベッドの下の方から、ざわざわっとくる。ティッシュにペッとはせず、ゴックンして終わり。そのまま寝る。ジャニーさんが服を脱ぐことはなかった。初めてのときは、本当にあるんだと、びっくりしました。本当にこんなことがあるんだと……」

 合宿所には何人もの少年がいるが、ジャニー氏はその中で1人を選ぶ。

「今日はこの子って決めていて、ピンポイントでいく。その頃は1人だけでした。終わったら部屋から出ていくこともあったし、そのまま隣に寝ることも」(同前)

 先輩たちからは「そういうもんだから拒否しちゃだめだよ」「仕事がなくなる」と、忠告を受けたという。

 小誌は元ジュニアA氏の証言についての事実確認をジャニーズ事務所に求めたが、締め切りまでに回答は得られなかった。