栗山氏は「翔平は、自分の頭の中をさらけ出さないタイプの選手。彼がなんですごいのか、というのは、才能、能力だけじゃない、野球脳の部分であるというのは、これを見て。普通見ることができない部分でもあるので、それはぜひ、みなさん楽しんでもらいたいと思います」と話した。

 作品タイトルは、米国との決勝前に、大谷がチームメートたちに「(米国の選手たちを)憧れるのをやめましょう。憧れてしまったら超えられないので。僕らは今日、超えるために、トップになるために来たので」と呼びかけたことに由来する。

 栗山氏は「全ての選手が勝ちたがってくれた、命懸けで勝つんだと思ってくれたことが、今回、大きかったんでね。(大谷の言葉は)そういうものの象徴だとは思う」と語った。